美容・エステ・理美容業のM&A仲介会社おすすめ7選|業種・規模別の選び方と手数料比較
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美容・エステ・理美容業のM&A仲介会社おすすめ7選|業種・規模別の選び方と手数料比較

美容室・エステ・理美容業でM&Aを検討するオーナー向けに、業界特化型から大手総合型まで仲介会社7社を手数料・対象規模・向き不向きで比較。公式情報をもとに整理した2026年5月時点の最新情報です。

M&A比較レビュー編集部2026/5/308分で読める

美容室・エステ・理美容業のM&Aで最初に選ぶべきは、業界の特殊性(スタイリスト依存・前受金・個人事業主が多い)を熟知した仲介会社です。業界特化型と大手総合型では対応できる案件の規模・スキームが大きく異なるため、自社の状況に合った会社選びが成否を左右します。

この記事では、2026年5月時点の公式情報をもとに、美容・理美容業のM&Aに対応する仲介会社7社(+α)を以下の観点で比較・整理しました。

  • 着手金・成功報酬の実費感(公開されている会社は具体的な数字を掲載)
  • 1店舗の個人事業主/数店舗の法人/多店舗チェーンの3パターン別おすすめ
  • 美容室・エステ・ネイルサロンそれぞれの業種固有の注意点
  • M&Aと居抜き売却のどちらが得かの判断基準

この記事は「会社・事業を売りたい」売り手オーナー向けです。


美容・理美容業M&A仲介会社 一覧比較表

まず7社+αを一覧で確認してください。詳細は後続セクションで解説します。

会社名

種別

着手金

最低成功報酬(売り手)

対象規模の目安

業界専門度

美容M&A.com(ヒルストン)

業界特化

無料

150万円(税別)

1店舗〜

◎専門特化

サロンM&Aネット(セルフプラン)

業界特化

無料

無料

1店舗〜小規模

◎専門特化

サロンM&Aネット(フルサポート)

業界特化

無料

50万円〜(税別)

1店舗〜

◎専門特化

M&Aコンサルティング(サロン専門LP)

業界特化

無料

非公開(要問い合わせ)

数店舗〜大型

◎専門特化

インテグループ

中小特化

無料

非公開(要問い合わせ)

1店舗(好立地)・2店舗〜

△対応可

日本M&Aセンター

大手総合

一般的にあり

非公開(要問い合わせ)

中堅〜大型

△対応可

M&Aキャピタルパートナーズ

大手総合

無料

非公開・レーマン方式

中堅〜

△対応可

バトンズ(BATONZ)

プラットフォーム

無料

無料

小規模〜

△案件多数

※ 上記の手数料は2026年5月時点の公式サイト掲載情報をもとにしています。案件ごとに条件が異なるため、必ず各社に直接確認してください。「非公開」は公式ページに記載がなく、問い合わせが必要な状態です。


なぜ今、美容・理美容業でM&Aが増えているのか

美容業界でM&Aが増加している背景:後継者不在・倒産増加・売却相場の解説」 width=

美容室・理容室を含む理美容業は、日本のM&Aにおいて近年急速に件数が増加している業種です。その背景を理解しておくと、自社の売却タイミングの判断にも役立ちます。

後継者不在問題が深刻

一般的に美容業界は美容室全体の約88%が個人経営で、後継者不在率は78.2%(個人経営では82.5%)に達するとされています(日本M&Aセンター掲載情報、2025年時点)。廃業か売却かを迫られるオーナーが急増しており、M&Aへの関心が高まっています。

倒産件数が過去最多ペース

2025年1〜8月の美容室倒産件数は157件と過去最多ペースで推移しています(日本M&Aセンター掲載情報)。一方で、エステティック業界でも2024年に99件の倒産が確認され、特に脱毛サロンの経営悪化が目立ちます。倒産前にM&Aで第三者に承継することで、スタッフの雇用や顧客へのサービス継続が守れます。

売却相場の目安

現時点では以下が参考水準とされています(複数の情報源より・目安です)。

  • 1〜3店舗の美容室:数百万〜千数百万円
  • 複数店舗の法人経営:数千万〜数億円
  • 大型チェーン:数十億円規模(Aguグループ案件は約100億円規模)
  • 居抜き物件として売却した場合:300〜600万円程度

売却額の算定基準として、営業利益の1.2〜4倍程度を目安とする考え方がありますが、立地・スタッフ定着率・リピート顧客数など業種特有の要因が大きく影響します。実際の査定は仲介会社に無料相談することが最も正確です。

⚠️ 相場の根拠となる一次統計データ(中小企業庁等)の確認は未完了です。上記はあくまでも「目安」としてご参照ください。実際の査定額は案件ごとに大きく異なります。


業界特化型M&A仲介会社3選

美容室・サロン専門M&A仲介会社の比較:業界特化型3社の特徴と手数料

美容・理美容業の業界構造や商慣習を熟知した「業界特化型」は、買い手ネットワークの質と属人性リスクへの対応力が強みです。

美容M&A.com(株式会社ヒルストン)

公式サイト: https://beauty-ma.com/

美容室・エステ・ネイル・脱毛サロン・リラクゼーション施設の売却に特化した、美容業界専門のM&A仲介会社です。大阪本社・東京・名古屋・金沢の全国4拠点を持ち、全国の美容業オーナーの相談に対応しています。

手数料体系(2026年5月・公式サイト確認)

美容M&A.comの最大の特徴は、業界内でもトップクラスの手数料透明性です。成功報酬を以下のとおり公開しています。

取引金額

成功報酬(税別)

1,000万円以下

150万円(固定)

3,000万円以下

250万円(固定)

6,000万円以下

350万円(固定)

1億円以下

500万円(固定)

1億円超

段階的料率制(5〜2%)

着手金・相談料ともに無料の完全成功報酬制です。成約しなければ費用は一切かかりません。

強み

  • 手数料テーブルが公開されており、概算コストを事前に把握できる
  • 美容業界専門の買い手ネットワークが充実しており、業界外バイヤーへの繋ぎも対応
  • 公式サイトに美容室・ネイル・エステ・脱毛サロンなど20件以上の成約事例を掲載

こんなオーナーに向いています

  • 手数料を事前に把握したうえで相談を始めたい方
  • 1店舗〜数店舗の小・中規模サロンを売却したい方
  • 美容業界の買い手に絞って売却したい方

注意点

  • 年間成約件数等の総合実績は非公開(月1〜2件ペースとコラム記述あり)
  • 登録M&A支援機関への登録状況は公式未確認

サロンM&Aネット

公式サイト: https://salonma.jp/

美容室・理容室・エステ・SPA・ネイル・アイラッシュ・マッサージ・リラクゼーションのほか、鍼灸・整骨院やジム・フィットネスにも対応する美容系サロン特化型マッチングプラットフォームです。

最大の特徴は、売り手向けに「セルフプラン(完全無料)」と「フルサポートプラン(成功報酬制)」の2択を用意している点です。

手数料体系(2026年5月・公式サイト確認)

【売り手向け】

プラン

着手金

成功報酬

セルフプラン

無料

無料(成約手数料なし)

フルサポートプラン

無料

1,000万円以下:50万円、以降10〜6%(段階制)

セルフプランにはオプション料(資料作成5万円、契約サポート20万円など)が別途発生する場合があります。

【買い手向け】

プラン

成功報酬

セルフプラン

成約価格×5%(最低20万円)

仲介

最低200万円、以降10〜6%(段階制)

強み

  • 売り手がセルフプランを選べば成約まで費用ゼロ(買い手側が手数料を負担)
  • 美容業界の幅広い業種(整骨院・ジムまで)に対応
  • 着手金不要でとりあえず掲載・問い合わせを試せる

こんなオーナーに向いています

  • まず費用をかけずに売却できるか試してみたい方(セルフプランで試験的に掲載)
  • 自分で交渉・書類準備ができる方、または弁護士・税理士と連携できる方
  • ネイル・アイラッシュ・リラクゼーションなど小規模業種のオーナー

注意点

  • セルフプランは契約書作成・交渉を基本的に自力で行う必要があり、M&A未経験者には難易度が高い
  • フルサポートプランには、サロンM&Aネットを経由せずに成約させた場合に違約金200万円が設定されている(契約前に必ず確認)
  • 運営会社の正式名称・設立年は公式サイトで要確認

M&Aコンサルティング(サロン専門LP)

公式サイト(サロン専用): https://lp.mmac.cc/salon/

美容・ヘアサロン業界に特化したM&A仲介を手がける会社で、東京都港区に本社を置き、全国7拠点を展開しています。3社の中では、中型〜大型案件の実績が際立ちます。

主な成約実績(2026年5月・公式サイト確認)

  • Aguグループ(約100億円規模・香港系投資ファンドへの売却)
  • 株式会社Oasis
  • K's international合同会社
  • HM company・Relato合同会社
  • 株式会社TELA

Aguグループ(国内最大規模の美容室チェーンの一角)のM&Aを手がけた実績は、大手投資ファンドや企業グループへの売却を狙う多店舗経営者にとって信頼の根拠となります。

手数料体系

完全成功報酬制(着手金・企業評価料・月額報酬すべて無料)。具体的な報酬率は非公開で、問い合わせが必要です。

強み

  • 美容業界での大型・中規模案件実績が豊富
  • 無料の売却金額査定(税務・労務・法務観点から分析)を提供
  • 完全成功報酬で費用リスクなく相談開始できる

こんなオーナーに向いています

  • 複数店舗を展開する法人オーナー
  • 大手チェーン・ファンドへの売却を視野に入れている方
  • 税務・法務の専門家チームによるサポートを求める方

注意点

  • 手数料率の詳細が非公開のため、査定後に具体的な条件を確認する必要がある
  • 1店舗の小規模・個人事業主案件への対応可否は公式未確認(要問い合わせ)

大手総合型・中小特化型の仲介会社

業界特化型に比べて幅広い業種・規模に対応し、独自の買い手データベースと全国ネットワークが強みです。美容・理美容業の案件にも対応しています。

日本M&Aセンター

公式サイト(理美容): https://www.nihon-ma.co.jp/sector/beauty.php

東証プライム上場(証券コード:2127)、累計成約件数10,000件超のM&A仲介最大手です。ギネス世界記録「M&Aフィナンシャルアドバイザリー業務最多取扱い」を5年連続で認定されています。理容店・美容室・エステサロン・ネイルサロンのM&Aにも対応しており、「ブランド維持」「後継者問題解決」「個人保証の解放」を訴求しています。

手数料体系

成功報酬制(詳細は非公開・要問い合わせ)。一般的には着手金が発生する体系ですが、美容業向け案件での適用詳細は公式への確認が必要です。

強み

  • 業界最大規模の実績とブランド力
  • 全国ネットワークと多様な業種への知見
  • 無料の株価算定シミュレーションを提供

こんなオーナーに向いています

  • 中堅〜大型規模(売上数億円〜)の美容室チェーン
  • ブランドや雇用体制を維持して大手に譲渡したい方
  • 着手金が発生しても実績と安心感を優先する方

注意点

  • 超小規模・1店舗案件への対応は要確認
  • 手数料体系の詳細は公式非公開

M&Aキャピタルパートナーズ

公式サイト(美容室): https://www.ma-cp.com/about-ma/industry/beauty/2/

東証プライム上場(証券コード:6080)のM&A仲介会社で、「基本合意まで無料」を打ち出しています。着手金・月額報酬ともに無料で、成功報酬のみ発生する体系です。

手数料体系

  • 着手金:0円
  • 月額報酬:0円
  • 成功報酬:レーマン方式(詳細料率は非公開・要問い合わせ)

「業界最低水準の手数料率」と自称していますが、具体的な数値根拠は公式ページ未掲載のため、査定時に確認することを推奨します。

強み

  • 上場企業のブランドと信頼性
  • 専任アドバイザーが一貫して担当
  • 中小M&Aガイドライン遵守

こんなオーナーに向いています

  • 上場企業の信頼性・コンプライアンスを重視するオーナー
  • 月額費用なしで中長期的にパートナーを探したい方

注意点

  • 最低成功報酬額・具体的な料率は非公開
  • 美容業界特化ではないため、業界固有の課題への知見は業界特化型より薄い可能性がある

インテグループ

公式サイト(美容室): https://www.integroup.jp/industry/hairsalon.html

中小企業のM&A支援に特化した仲介会社です。「売上高1億円未満の地域密着型サロンも対応」と明示しており、業界特化型に並ぶ小規模対応力が特徴です。

  • 美容室:2店舗以上が基本。好立地・大規模な物件なら1店舗から対応
  • エステ:売上3億円規模の成約事例あり(化粧品会社への売却)

手数料体系

完全成功報酬制(着手金0円)。具体的な料率・最低報酬額は公式ページに未掲載のため、問い合わせが必要です。

強み

  • 中小・小規模美容室への対応力
  • 大手美容室チェーン・投資企業の買い手ネットワーク
  • 業界専門コンサルタントを配置

こんなオーナーに向いています

  • 2店舗以上で売上が比較的小規模な法人オーナー
  • 業界特化型と大手総合型の中間的なサポートを求める方

マッチングプラットフォーム型

バトンズ(BATONZ)

公式サイト: https://batonz.jp/

2026年4月に東証グロース市場へ新規上場した、M&Aプラットフォーム市場の案件数・成約数No.1(デロイトトーマツミック経済研究所調査、2021〜2023年度)のマッチングサービスです。

美容業関連の案件数(2026年5月確認)

カテゴリ

掲載件数

美容院・理髪店

643件

まつ毛・眉毛サロン

1,371件

美容・セルフケア・フィットネス合計

3,601件

手数料体系(2026年5月・公式確認)

  • 売り手:完全無料(月額・着手金・仲介手数料すべて0円)
  • 買い手:成約手数料2%(最低275,000円)

強み

  • 売り手の費用負担がゼロ
  • 掲載案件数が圧倒的に多く、バイヤーの目に触れやすい
  • 小規模・個人間の案件に強い
  • 2026年4月上場により信頼性が向上

こんなオーナーに向いています

  • まず費用ゼロで試してみたい方
  • スモールビジネス(1店舗・個人事業主)で、専任サポートより掲載優先の方
  • 売却価格への期待より「早く第三者に引き継ぎたい」方

注意点

  • セルフサービス型のため交渉・書類作成を基本的に自力で行う必要がある
  • 専任アドバイザーによるサポートは限定的(有料サービスもあり)
  • 成約率・成約件数等の詳細データは公開されていない

規模・状況別|あなたに合う仲介会社の選び方

「どこに相談すればいいか」は、オーナーの状況によって大きく変わります。以下の3パターンで整理しました。

ケース1:1店舗の個人事業主・小規模サロン

おすすめ:バトンズ(無料試し)→ サロンM&Aネット(セルフプラン)→ 美容M&A.com(フルサポート希望時)

個人事業主の場合、株式譲渡は使えないため事業譲渡スキームのみが選択肢になります。M&Aよりも居抜き物件での退去・売却(300〜600万円相場)の方がシンプルな場合もあるため、まず仲介会社の無料査定と居抜き売却の見積もりを両方取ることを推奨します。

費用負担を抑えたい場合は、まずバトンズやサロンM&Aネットのセルフプランで掲載してみるのも一手です。ただし、交渉や契約書は専門家のサポートなしには難易度が高いため、弁護士・税理士との連携が前提となります。

選ぶ際の確認事項

  • 仲介会社が個人事業主の事業譲渡に対応しているか(全社が対応しているわけではない)
  • 最低成功報酬と期待売却価格のバランス(売却額が低い場合、最低報酬が売却額を上回るケースもある)

ケース2:数店舗〜十数店舗の法人経営

おすすめ:美容M&A.com・M&Aコンサルティング・インテグループ

法人であれば株式譲渡スキームが使えます。美容業界特化の3社は業界バイヤー(美容チェーン・投資会社等)との関係性が深く、業界内での売却を優先したい場合に適しています。

  • 手数料を事前に把握したい → 美容M&A.com(唯一の公開手数料テーブル)
  • 大手チェーン・ファンドへの売却を狙いたい → M&Aコンサルティング(Aguグループ等の実績)
  • 売上1億円未満の小ぶりな法人 → インテグループ(中小特化・完全成功報酬)

ケース3:多店舗チェーン・大型案件(売上数億円〜)

おすすめ:M&Aコンサルティング・日本M&Aセンター・M&Aキャピタルパートナーズ

売上・利益規模が大きくなるほど、買い手候補は業界内に限らず他業種の大手企業・投資ファンドまで広がります。このレンジでは業界特化型よりも大手総合型のバイヤーネットワークが有効になるケースが増えます。

複数社に並行して無料相談し、査定額・担当者の業界知見・手数料体系を比較してから絞り込むことをおすすめします。


業種別の注意点

美容室・ヘアサロン

スタイリスト依存問題(最重要)

美容室の顧客はスタイリスト個人についているケースが多く、売却後にスタイリストが独立・離職すると顧客が一緒に離れるリスクがあります。買い手はこの点を最も懸念するため、売却前の段階から以下を整理しておくことが重要です。

  • 主要スタイリストの定着率・将来意向の把握
  • 売却後のロックアップ条項(一定期間の在籍義務)の設計
  • インセンティブ(役職昇格・報酬改定)の提案

個人事業主は事業譲渡のみ

美容室オーナーが個人事業主の場合、株式がないため「株式譲渡」は使えません。「事業譲渡」スキームでの売却となり、手続きが複雑になります(顧客リストの引き継ぎ、スタッフの再雇用、各種許認可の再取得等)。法人化していれば選択肢が広がるため、売却を検討するタイミングで税理士に法人化の要否も確認することをおすすめします。

居抜き売却との比較

1店舗規模の場合、M&Aと居抜き物件売却の損得比較が必要です(詳細は次章を参照)。


エステ・脱毛サロン

前受金(回数券・通い放題)問題

エステ・脱毛サロンでは、未消化の回数券・チケット・通い放題プランが「前受金負債」として買い手のリスクになります。売却前に前受金残高の正確な把握と、買い手への引き継ぎ方針(金額分を差し引くか、別途補償するか等)を決めておく必要があります。

この点は法的に複雑なため、実際の交渉・スキーム設計は税理士・弁護士にご相談ください。

倒産前のM&Aが重要

脱毛サロン業界は競争激化により経営悪化が進んでいます。一度経営が傾くと売却価格が著しく下がるため、黒字〜小幅赤字の段階での早期相談が得策です。


ネイル・アイラッシュ(まつ毛)サロン

ネイル・アイラッシュサロンは個人経営・1店舗が多く、M&Aよりも居抜き売却やバトンズ・サロンM&Aネットのセルフプランが適しているケースが多いです。売却価格は施術者スキルへの依存度・顧客の固定率・立地条件が主な評価基準になります。

M&Aを選ぶ場合、専任担当制の仲介会社よりもマッチングプラットフォームで幅広く買い手を探すアプローチが現実的です。


M&Aと居抜き売却、どちらを選ぶか

美容サロンのM&A売却と居抜き売却の違いを比較:スタッフ・顧客・手続きの観点から解説

小規模な美容室・ネイルサロンのオーナーが最初に迷うのが「M&Aか居抜き売却か」という選択です。

比較項目

M&A(事業・株式譲渡)

居抜き売却(物件譲渡)

売却対象

事業全体(顧客・スタッフ・ブランド含む)

内装・設備・什器等の物件部分

売却金額の目安

数百万〜数千万円(業績次第)

300〜600万円程度

手続きの複雑さ

高い(税務・法務・契約の専門知識が必要)

比較的低い(不動産仲介と近い)

スタッフへの影響

買い手に雇用継続を条件にできる

スタッフは基本的に全員退職

顧客への影響

ブランド・サービスを継続できる

サロンが閉店するため顧客は失う

向いているケース

黒字経営・複数スタッフ・固定客多数

赤字・早期撤退・スタッフが少ない

スタッフの雇用を守りたい、顧客に迷惑をかけたくない、という場合は黒字段階でのM&Aが有力な選択肢です。一方、赤字転落後では売却価格が大幅に下がるため、早期の無料相談が重要です。


よくある質問(FAQ)

Q. 個人事業主の美容室はM&Aできますか?

A. 可能です。ただし個人事業主は株式を持っていないため、「事業譲渡」スキームに限定されます。顧客リスト・スタッフ・什器などの事業資産を個別に譲渡する形になり、許認可の再取得等が必要です。法的・税務的な手続きが複雑なため、税理士・弁護士との連携が必須です。

Q. 美容室のM&Aにかかる仲介手数料は平均どのくらいですか?

A. 業界特化型の美容M&A.comでは取引金額1,000万円以下で150万円(税別)、3,000万円以下で250万円(税別)と公開されています。大手総合型は非公開が多く、一般的にはレーマン方式(売却金額に対して5〜2%の段階制)が採用されることが多いです。ただし各社の条件は異なるため、無料査定・相談で確認することをおすすめします。

Q. スタイリストに売却することを知られたくありません。秘密は守られますか?

A. 大手・業界特化型を問わず、仲介会社はNDA(秘密保持契約)を締結したうえでマッチング活動を行うのが一般的です。各社に「秘密厳守対応の具体的な手順」を事前に確認してください。スタッフへの開示タイミングは、基本合意後〜最終契約前が多いです。

Q. エステサロンの未消化回数券はM&Aの障壁になりますか?

A. 買い手が引き継ぐ「前受金負債」となるため、交渉の重要な論点になります。売却価格から前受金残高を差し引くか、別途補償する条件設定が一般的ですが、具体的な設計は案件ごとに異なります。前受金問題の処理は法的に複雑なため、弁護士・税理士にご相談ください。

Q. バトンズのセルフプランで売り手の費用が無料なのに成約できますか?

A. バトンズは売り手完全無料、買い手から手数料を徴収するビジネスモデルです。案件数・バイヤー数が多いため成約実績はありますが、交渉や契約書作成を自力で行う必要があります。専任アドバイザーによるサポートを求める場合は、フルサポート型の仲介会社との併用も検討してください。

Q. 複数の仲介会社に同時に相談してもよいですか?

A. 相談・査定は複数社に同時依頼しても問題ありません。ただし、「専任契約」を結ぶと一定期間は他社への依頼が制限される場合があります。契約形態(専任か非専任か)を事前に確認し、条件を比較してから正式契約してください。


まとめ:美容・理美容業M&Aの仲介会社選びのポイント

  • 1店舗・個人事業主:まずバトンズかサロンM&Aネット(セルフプラン)で無料試験掲載 → 本格的に進めるなら美容M&A.com
  • 数店舗の法人:美容M&A.com(手数料透明)・M&Aコンサルティング(大型実績)・インテグループ(中小特化)の3社から選ぶ
  • 多店舗チェーン:M&Aコンサルティング・日本M&Aセンター・M&Aキャピタルパートナーズに並行相談
  • エステ・脱毛:前受金問題を把握した会社に相談。できるだけ黒字段階で動く
  • ネイル・アイラッシュ:マッチングプラットフォーム(バトンズ・サロンM&Aネット)が現実的な第一歩

いずれの場合も、複数社の無料査定を比較することが最初のステップです。手数料・担当者の業界知見・対応スピードを確認したうえで、正式に相談先を選んでください。

M&Aの全体的な流れや費用の仕組みについては、「M&A費用・手数料の相場ガイド」もあわせてご覧ください。M&A仲介会社全般の選び方については「M&A仲介会社おすすめ比較」をご参照ください。

⚠️ 記事内の手数料・相場は目安であり、案件ごとに異なります。実際の譲渡・売却に際しては、税理士・弁護士・M&Aアドバイザーにご相談ください。前受金・回数券の承継は法的に複雑なため、専門家の確認が必須です。

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M&A比較レビュー編集部

M&A仲介会社の選び方・費用・実績を徹底調査する専門編集部です。