M&Aマッチングプラットフォーム比較|バトンズ・TRANBI・M&Aクラウドなど主要5社を売り手目線で徹底解説
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M&Aマッチングプラットフォーム比較|バトンズ・TRANBI・M&Aクラウドなど主要5社を売り手目線で徹底解説

M&Aマッチングプラットフォームの主要5サービス(バトンズ・TRANBI・M&Aクラウド・M&Aサクシード等)を売り手視点で比較。料金体系・対象規模・実績・向いている企業を一覧で整理し、仲介会社との使い分けまで解説します。

M&A比較レビュー編集部2026/4/168分で読める

結論から言うと、売り手(譲渡企業)にとっての最有力候補は「案件数と実績で業界No.1のバトンズ」「個人・小規模事業に強いTRANBI」「IT・スタートアップに特化したM&Aクラウド」の3社です。 いずれも売り手側は基本無料で利用でき、仲介会社に依頼した場合と比べて手数料を1桁〜2桁抑えられるのが最大の違いです。

この記事でわかること:

  • M&Aマッチングプラットフォーム主要5社(バトンズ/TRANBI/M&Aクラウド/M&Aサクシード/その他)の料金・実績・対象規模の最新比較
  • 売却オーナーが自社に合うプラットフォームを選ぶための判断ポイント
  • マッチングサイトと仲介会社をどう使い分けるか
  • 利用時に必ず押さえておきたいリスクと注意点

対象読者:年商1億円以下〜数十億円規模の中小企業オーナー・個人事業主で、仲介会社より低コストでM&A(売却)を検討している方。

※本記事の料金・実績情報はすべて2026年4月17日時点の公式サイトを基に作成しています。料金は改定される可能性があるため、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。また、税務・法務に関する実際の判断は税理士・弁護士などの専門家にご相談ください。

M&Aマッチングプラットフォームとは

M&Aマッチングプラットフォームとは、売り手(譲渡希望企業)と買い手(譲受希望企業・個人)がWeb上で直接案件情報を閲覧・交渉できるオンラインサービスのことです。従来の仲介会社が担ってきた「買い手探し」「マッチング」の部分をインターネットで完結できる点が特徴で、仲介会社と比べて手数料が大幅に安いのが最大のメリットです。

主な違いは次の通りです。

比較項目

マッチングプラットフォーム

M&A仲介会社

売り手の基本料金

無料が主流

着手金・月額・中間金・成約手数料が発生(数百万〜数千万円)

買い手探し

自分で検索・応募/プラットフォームが提案

仲介会社の担当者が専属でマッチング

交渉サポート

原則セルフ。有料オプションあり

フルサポート(FA・条件交渉・契約サポートまで)

対象規模

数百万円〜数億円の小〜中規模が中心

数千万円〜数百億円まで対応

成約までの期間

3〜12ヶ月程度

6ヶ月〜2年程度

売り手側がほぼ無料で使えるため、「まずは自社を売りに出したらどんな買い手が現れるか知りたい」という初期探索にも向いています。ただし、交渉・契約・税務処理を自力または最低限のサポートで進めるため、専門家(税理士・弁護士)への相談は必須です。

関連記事:M&A仲介会社とは?仕組み・手数料・おすすめM&A売却の流れ

主要M&Aマッチングプラットフォーム5社 早見表

売り手目線で主要5サービスを比較すると次の通りです。

サービス名

運営会社

売り手料金

買い手料金(成約時)

累計成約/登録実績

対象規模の中心

バトンズ

株式会社バトンズ(2026年4月東証グロース上場予定)

基本無料(有料サポート55万円〜)

成約価格の2%(税込2.2%、最低38.5万円〜)

累計成約3,315組/買い手登録30.3万人

〜1億円の小規模中心

TRANBI

株式会社トランビ

完全無料

月額1,078〜21,780円(成約手数料0円)

会員登録22.7万人超/掲載案件2,000件以上

〜3,000万円の個人〜小規模

M&Aクラウド

株式会社M&Aクラウド

基本無料(オプションあり)

売買価格の1〜10%(最低100万円)

売り手8,900社/買い手3,100社

IT・スタートアップ

M&Aサクシード

ビジョナル・インキュベーション株式会社(Visional)

完全無料

成約価格の1.5〜2%(最低150〜200万円)

売り手4,131社/買い手10,717社

中堅法人・審査制

その他専門特化型

ラッコM&A・サイトキャッチャー等

サイトにより異なる

成約手数料型が多い

Webサイト・ドメイン売買等の特化領域

※料金・実績はすべて2026年4月17日時点の公式情報に基づきます。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

バトンズ|案件数・成約実績ともに業界No.1

バトンズ(BATONZ)は、M&Aプラットフォーム市場でユーザー数・案件数・成約件数のすべてで5年連続No.1を獲得しているトッププレイヤーです。(2021〜2025年度、デロイト トーマツ ミック経済研究所調査)2026年4月21日には東京証券取引所グロース市場への新規上場も予定されています(証券コード554A、主幹事:大和証券)。

会社概要

  • 運営会社:株式会社バトンズ(日本M&Aセンターホールディングスから2018年4月に分社化)
  • 提携:大和証券・野村證券・東京海上日動、地銀・信金約268行、複数の商工会議所
  • 従業員数:126名(平均年齢34.2歳)
  • 上場予定:2026年4月21日 東証グロース市場

料金体系(2026年4月1日以降のVer.009)

売り手側

  • 基本サービス:完全無料(着手金・月額・中間金・成約手数料すべて0円)
  • 有料オプション「サポートサービス」:500万円未満=55万円、1,000万円以上=220万円、4,000万円以上=成約価格の5.5%
  • 有料オプション「プレミアムサポート」:1,000万円未満=220万円〜、3億円以上=成約価格5.5%まで段階設定。会社譲渡では必須

買い手側

  • 成約時システム利用料:成約価格の2%(税込2.2%)
  • 最低利用料金:1,000万円未満=38.5万円/1,000万円以上=77万円/5,000万円以上=165万円
  • 月額プレミアム会員(個人):5,390円/月、成約手数料20%OFF

※出典:バトンズ料金体系(確認日 2026-04-17)

強み・特徴

  • 9割以上の案件が予算1億円以下のスモールビジネス — 小規模案件に圧倒的に強い
  • 案件審査制で掲載の質が担保されている
  • 税理士・会計士・弁護士の支援機関ネットワークと連携
  • 累計成約3,315組、交渉可能案件10,673件、買い手登録30.3万人(2026年2月末時点)

注意点

  • 全国津々浦々の小規模案件が中心のため、数億円以上の大型案件は他サービスや仲介会社の検討も必要
  • 「会社譲渡」ではプレミアムサポート(有料)が必須となる

こんな企業におすすめ

  • 年商1億円以下の中小企業・個人商店・店舗ビジネスのオーナー
  • 全国規模で多くの買い手候補を見たい売り手
  • まず市場の反応を見るために登録だけしてみたい事業者

TRANBI(トランビ)|会員数22万人超の個人・小規模特化型

TRANBIは登録会員数227,757名という業界最大級の会員基盤を持ち、月額固定制で成約手数料が完全無料という独自の料金モデルが特徴です。 個人事業主や500万円以下の小型案件でも経済合理性が成立しやすく、「個人による事業買収ブーム」の受け皿になっています。

会社概要

  • 運営会社:株式会社トランビ
  • サービス名:事業承継・M&Aプラットフォーム「TRANBI」
  • 実績:Gomez M&Aプラットフォームサイトランキング 総合第1位

料金体系

売り手側:完全無料(登録・成約手数料すべて0円)

買い手側(6ヶ月契約・自動更新・途中解約不可)

プラン

月額(税込)

対象案件規模

エントリー

1,078円

学習専門(交渉不可)

ベーシック

4,378円

〜500万円

ビジネス

10,780円

〜3,000万円

エンタープライズ

21,780円

上限なし

成約手数料は全プラン無料です。オプションで交渉サポート30万円/案件、交渉代行5万円/月(1,000万円以下案件対象)が利用できます。

※出典:TRANBI料金ページ(確認日 2026-04-17)

強み・特徴

  • 登録会員数22.7万人超は主要プラットフォームの中でも頭一つ抜けている
  • 売却案件あたりの平均オファー数は約15件(多数の買い手候補から選べる)
  • 初回M&A挑戦者の成約率は約75%と、初心者でも成約しやすい
  • 500万円以下の即交渉可能案件が200件以上

注意点

  • 買い手は6ヶ月契約・自動更新で途中解約できない
  • 成約報告を期日内に行わない場合は追加料金66万円
  • 交渉は原則当事者間。アドバイザーを入れる場合はオプション費用が必要

こんな企業におすすめ

  • 売却価格500万〜3,000万円規模の個人事業主・小規模法人のオーナー
  • 飲食・小売・サービス業など、個人の買い手にも受け皿がある業態
  • 多数の買い手候補からじっくり選びたい売り手

M&Aクラウド|IT・スタートアップに特化した「募集型」プラットフォーム

M&Aクラウドは日本初の「募集型」M&Aマッチングプラットフォームで、買い手が先にM&Aニーズを公開し、売り手がスカウト/応募する方式が最大の特徴です。 上場IT企業の約35%が登録しており、ITスタートアップのM&Aに圧倒的に強いポジションを築いています。

会社概要

  • 運営会社:株式会社M&Aクラウド
  • 設立:2015年12月
  • ミッション:「テクノロジーの力でM&Aに流通革命を」
  • 関連サービス:MACAP(大型案件アドバイザリー)、M&Aクラウドエージェント(事業承継支援)

料金体系

売り手側

  • 基本利用:完全無料(掲載料・成約手数料ともに0円)
  • オプションのアドバイザリー:買い手面談用資料作成=原則39.8万円、交渉立会い=譲渡価格の3%

買い手側(クローズドプラン)

  • 初期費用・月額利用料:無料
  • 成功報酬:売買価格の1〜10%(最低手数料100万円)
  • 着手金・中間金・面談費用:すべて無料

買い手側(掲載プラン)

  • 成功報酬:売買価格の0.9〜9%(最低手数料なし)
  • M&A広告の記事作成・写真撮影を運営側が代行

※出典:M&Aクラウド料金情報(確認日 2026-04-17)

強み・特徴

  • 上場IT企業の約35%が登録 — IT・Web・SaaS系の買い手が揃っている
  • 「募集型」により、買い手のニーズを先に見てから売り手が応募できる
  • 売り手企業登録8,900社以上、買い手企業登録3,100社以上
  • メディア「M&A Cloud」による情報発信でIT業界内の認知度が高い

注意点

  • IT・スタートアップ以外の業種(製造業・小売業など)では案件・買い手の絶対数がバトンズやTRANBIより少ない
  • アドバイザリーオプションを使う場合、譲渡価格の3%が上乗せになる

こんな企業におすすめ

  • IT・Web・SaaS・スタートアップ企業の創業者・オーナー
  • 事業の将来性やプロダクトで評価されたい売り手
  • 上場企業・大手IT企業を買い手候補に考えている売り手

M&Aサクシード|法人限定・審査制の中堅向けクローズド型

M&Aサクシードは東証プライム上場のVisionalグループが運営する、法人限定・審査制のクローズド型M&Aプラットフォームです。 買い手企業登録10,717社という業界屈指の買い手基盤を持ち、中堅規模の譲渡案件に向いています。

会社概要

  • 運営会社:ビジョナル・インキュベーション株式会社(Visional/東証プライム上場グループ)
  • 登録:M&A登録支援機関認定
  • 提携:全国の事業承継・引継ぎ支援センター、京都FG・千葉銀行・福岡FG・横浜銀行等の複数地銀

料金体系

売り手側:完全無料(月額・成約手数料すべて0円)

買い手側(2プラン)

プラン

交渉リクエスト数

成約時手数料

最低金額

契約期間

ライト(無料)

10件

2.0%

200万円

6ヶ月

有料プラン

60件

1.5%

150万円

12ヶ月

強み・特徴

  • 審査制のクローズド型のため、情報漏洩リスクが他サービスより低い
  • 買い手企業登録10,717社という圧倒的な買い手母数
  • 全国の事業承継・引継ぎ支援センター、複数地銀との提携ネットワーク
  • Visionalグループ(東証プライム)運営の安心感

注意点

  • 法人限定のため、個人事業主の案件は対象外
  • 案件は審査制のため、掲載までに時間がかかる場合がある

こんな企業におすすめ

  • 年商数千万〜数十億円規模の中堅法人オーナー
  • 情報漏洩リスクを極力抑えたい売り手
  • 地銀や公的機関のネットワークからの買い手候補も視野に入れたい事業者

その他の専門特化型プラットフォーム

上記の主要4社以外にも、特定領域に特化したプラットフォームが存在します。

サービス

特徴

スピードM&A

スピード成約を重視した案件マッチング

M&Aナビ

アドバイザー併用型でサポート手厚め

M&Aプラス

クローズド型・月額制で法人向け

ラッコM&A

Webサイト・ドメイン売買に特化

MAfolova

匿名性重視・アドバイザー紹介型

サイトキャッチャー

Web事業・サイト売買特化

Webサイト・ドメイン・アプリなどデジタル資産の売買を考えている場合は、ラッコM&Aやサイトキャッチャーのような特化型サービスの方が専門買い手にリーチしやすい傾向があります。

売り手が自社に合うプラットフォームを選ぶ5つのポイント

売り手(譲渡オーナー)がプラットフォームを選ぶ際は、次の5点を軸に判断するのが実用的です。

1. 自社の譲渡希望価格帯に合うサービスを選ぶ

  • 〜500万円(個人事業・店舗):TRANBI、バトンズ
  • 500万〜3,000万円(小規模法人):TRANBI、バトンズ
  • 3,000万〜1億円(中小法人):バトンズ、M&Aサクシード、M&Aクラウド(IT系)
  • 1億円以上(中堅法人):M&Aサクシード、M&Aクラウド、または仲介会社の併用

2. 業種特性に合うプラットフォームを選ぶ

  • 飲食・小売・サービス業など一般業種:バトンズ、TRANBI
  • IT・SaaS・Web:M&Aクラウド、バトンズ
  • Webサイト・ドメイン単体:ラッコM&A、サイトキャッチャー
  • 中堅法人(製造業・建設業等):M&Aサクシード

3. 情報漏洩リスクの許容度で選ぶ

機密性を最優先するなら、審査制のM&Aサクシードやクローズド型のM&Aクラウドが向いています。多数の買い手に広く露出させたい場合はバトンズやTRANBIが選択肢になります。いずれの場合も、実名開示前にNDA(秘密保持契約)を締結してから情報を共有するのが原則です。

4. サポートの手厚さで選ぶ

  • セルフで進めたい:TRANBI(月額固定のみ)、バトンズ無料プラン
  • 一部サポートが欲しい:バトンズの有料サポート、TRANBIの交渉サポートオプション
  • 手厚い支援が必要:M&Aクラウドのアドバイザリー、または仲介会社の併用

5. 買い手ネットワークの広さで選ぶ

買い手登録数が多いほど、自社にマッチする候補が見つかる可能性は高まります。

  • バトンズ:買い手登録30.3万人
  • TRANBI:会員登録22.7万人超
  • M&Aサクシード:買い手企業10,717社
  • M&Aクラウド:買い手企業3,100社以上

マッチングサイト vs M&A仲介会社|どう使い分けるか

「マッチングサイトと仲介会社、結局どちらを使うべきか?」という疑問には、案件規模とサポート必要度で判断するのが実用的です。

比較項目

マッチングサイト

M&A仲介会社

売り手コスト

基本無料〜数十万円

最低数百万〜数千万円

マッチング精度

自分で検索・絞り込み

担当者が専属で探索

交渉・契約サポート

基本セルフ(オプションあり)

フル対応

対象規模

数百万〜数億円

数千万〜数百億円

所要期間

3〜12ヶ月

6ヶ月〜2年

併用パターンも現実的な選択肢

近年は「マッチングサイトで買い手候補を見つけ、条件交渉・契約段階から仲介会社やM&Aアドバイザーを入れる」という併用パターンも増えています。初期探索の手数料を抑えつつ、契約実務の精度は専門家で担保する考え方です。

関連記事:M&A仲介会社おすすめ比較M&A費用・手数料の相場

利用前に必ず押さえるべき注意点

M&Aマッチングプラットフォームは手軽ですが、高額取引であるM&Aにおいて次のリスクは必ず押さえておく必要があります。

1. 情報漏洩リスクへの備え

  • ノンネーム(企業名伏せ)掲載でも、業種・所在地・売上規模から会社が特定されるリスクがある
  • 実名開示前にNDA(秘密保持契約)を必ず締結する
  • 従業員・取引先・金融機関への開示タイミングは慎重に計画する

2. 交渉・契約の実務負荷

  • 多くのプラットフォームでは交渉は当事者同士で進める前提
  • 企業価値評価(バリュエーション)、条件交渉、基本合意書・最終契約書の作成は専門知識が必要
  • セルフで進める場合でも、契約段階では弁護士や税理士のレビューを必ず受ける

3. 税務・法務の専門家相談は必須

  • 株式譲渡・事業譲渡での税務処理、役員退職金のスキーム、個人保証の解除などは高度な専門知識が必要
  • 登録M&A支援機関に認定されている税理士・弁護士に相談するのが安心
  • 本記事は一般的な情報整理であり、実際のM&A・税務・法務の判断は必ず専門家にご相談ください

4. 成約までの期間の見通し

  • 一般的な成約までの期間は3〜12ヶ月
  • 短期で売却したい場合はスピードM&Aなど短期マッチング特化型も検討
  • 期間が読めない場合、運転資金計画に余裕を持たせておく

関連記事:M&A売却の流れと期間M&A DD 売り手の準備チェックリスト

よくある質問(FAQ)

Q1. 本当に売り手は完全無料で使えるのか?

主要4社(バトンズ・TRANBI・M&Aクラウド・M&Aサクシード)はいずれも、売り手側の基本利用料は成約時も含めて無料です。ただし、バトンズの「会社譲渡」案件ではプレミアムサポート(有料)が必須となる場合があり、M&Aクラウドでも面談用資料作成などのオプションを使うと費用が発生します。完全無料で進めたい場合はTRANBIまたはM&Aサクシードが選択肢です。

Q2. マッチングサイトと仲介会社、どちらの方が売却価格が高くなりやすい?

一概には言えませんが、一般的には仲介会社の方が高値で売却できる傾向があります。専属担当者による買い手発掘・条件交渉で、より積極的に売却価格を押し上げる動機が働くためです。一方、マッチングサイトは複数買い手からオファーを競わせることで価格を上げる戦略が可能です。どちらが有利かは業種・規模・時間軸によって異なるため、両方の初期相談を受けてから判断するのも有効です。

Q3. 複数のプラットフォームに同時登録してもいいのか?

バトンズ・TRANBI・M&Aサクシードなど多くのプラットフォームは併用が可能です。ただし、同じ案件情報が複数サイトに出回ることで特定リスクが高まる点には注意が必要です。併用する場合は、掲載内容(業種・所在地の粒度)を調整するなど工夫してください。

Q4. バトンズが上場すると売り手にとって何が変わる?

2026年4月21日の東証グロース上場により、バトンズは情報開示の厳格化・財務健全性・ガバナンス強化が進むと見込まれます。売り手側にとっては直接的な料金・サービスの変更ではありませんが、運営会社としての信頼性・継続性が公的に担保されるメリットがあります。

Q5. 成約しなかった場合、売り手に費用は発生する?

主要プラットフォームの基本料金はすべて「売り手無料」で、成約しなくても費用は発生しないのが原則です。ただし、有料オプション(バトンズのサポートサービスやM&Aクラウドの資料作成オプション)を利用した場合は、成約の有無にかかわらず料金が発生するケースがあるため、契約前に各社の規約を確認してください。

まとめ|売り手が最初に検討すべきプラットフォーム選び

M&Aマッチングプラットフォームは、売り手にとって仲介会社よりも1桁〜2桁安い手数料で事業売却に着手できる有力な選択肢です。ポイントを整理すると以下の通りです。

  • 総合力・案件数で選ぶなら「バトンズ」(2026年4月東証グロース上場予定)
  • 個人・小規模で手数料ゼロを追求するなら「TRANBI」
  • IT・スタートアップなら「M&Aクラウド」
  • 中堅法人・情報セキュリティ重視なら「M&Aサクシード」
  • Webサイト・デジタル資産なら「ラッコM&A」「サイトキャッチャー」

いずれのプラットフォームも売り手は基本無料で使えるため、まず複数登録して市場の反応を確かめるのが実用的です。ただし、実際の交渉・契約・税務処理では専門家(税理士・弁護士・登録M&A支援機関)のサポートが不可欠であることを忘れずに。

より広い視点でM&A仲介会社との比較や費用相場を知りたい場合は、以下の関連記事もご覧ください。

※本記事は一般的な情報整理を目的としており、特定の取引を推奨・助言するものではありません。料金・実績は2026年4月17日時点の公式情報に基づきますが、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。実際のM&A・税務・法務の判断は必ず税理士・弁護士などの専門家にご相談ください。

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